<抵抗器カラーコードの表記法>



カラーコードは間違い易い?

現在、広く使われている抵抗器はカラーコードによる抵抗値表示のものが大部分です。 しかし、色そのものは規格がないため、茶色といってもメーカーにより まったく違うものになっています。抵抗器自体にも色が付けられているので 判別をますます難しくしています。
トラブルの際など、最終的にはテスターでチェックすることが必要かとは思います。
 (特にの色に注意しましょう)
例えば、茶色が5本並べば 1.11 KΩ ±1%、赤が5本だったら 22.2 KΩ ±2%。 でも、赤なのか茶なのかの判別は 2つが並んでいない限り難しいことですから・・・。
抵抗器の表示種別
カラーコード
4本線式

上: 56Ω±5%
下: 1KΩ±5%
カラーコード
5本線式

上: 1KΩ±1%
下: 33Ω±1%



(例) 4本表示で 緑・青・黒・金の場合は     
56×100 = 56Ω 誤差 5%となります。

カラー 数値 位取り 誤差 色の覚え方
101 ±1% (F)  お茶を杯(一服)
102 ±2% (G)  赤いンジン
103    ダイダイ色のかん
104    黄ケイコ(岸 恵子)
105 ±0.5% (D)  みどり(嬰児)
106 ±0.25% (C)  青二才のろくでなし
107 ±0.10% (B)  紫部(紫式部)
108 ±0.05% (A)  ハイヤー
109    シロ(釧路)
100    黒い服(礼服) 
  10-1 ±5% (J)  
  10-2 ±10% (K)  

4本線式の計算機
抵抗器・本体の色を変更出来るものは こちらをお試しください。
色指定の窓が少々重たいですが…。

4本線・5本線式の計算機を作りました。 使ってみてください。
(JavaScript が使えないと動作しません)
<リクエストにより 計算結果の文字を大きくしました。>
<抵抗器本体の色を変更できるものを追加しました。>





【ヒューズ抵抗について】
ヒューズ抵抗器にはいろいろな種類があり、通常、定格/仕様の表示は
そのまま抵抗器の表面に印刷されています。
(例)
1W 47J 91 105
これは、1W、47Ω±5%、1999/1月生産、 ロット105 を意味します。
但し、一部の0.5W以下の小容量の塗布型に於いては
カラーコードで定格が表示されています。
この場合は4本線の表示の後に5本目の表示帯を設け
この帯はヒューズ抵抗を表す「白色」になります。
(通常の抵抗とは異なり、5本目は必ず 「白」 になる。)
上記の例の場合
黄・紫・黒・金・白となります。



現在のコンパクト機器の設計に欠かせない、基板直付けのチップ抵抗器。
カラーコードは使っていないが表記法は同じような数字の組み合わせを使っています。
 (681の表示の場合は680Ωです)

(左上の丸太(?)はタバコのフィルター部)



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